サカエ再開発備忘録

名古屋・栄地区における再開発の定点観測

サカエ再開発備忘録

「錦二丁目18番地区市街地再開発事業」について

 錦2丁目の三井住友銀行 名古屋支店を含む区画の再開発「錦二丁目18番地区市街地再開発事業」が、地上24階建て、高さ130メートルの規模で、2028年度に竣工予定との計画が発表されました。

 

南側(広小路桑名町交差点から)

 

 

 

概要

名称 錦二丁目18番地区市街地再開発事業
敷地面積 6,000平方メートル
延床面積 55,600平方メートル
高さ 130m
構造 地上24階
フロア構成 1~3階:店舗
4~24階:オフィス
スケジュール 着工予定:2025年度
竣工予定:2028年度

 

 現在、広小路通に面している三井住友銀行 名古屋支店はそのまま低層棟として再整備し、イベントスペースのほか、屋上を緑化して広場を設ける計画です。
 ちなみに、東隣の三井住友銀行名古屋ビルは高さ74.7m、道路挟んで西隣のNTTデータ伏見ビルは高さ90mです。

 

開発区域

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 西側から見て、右から三井住友銀行 名古屋支店 別棟?~青色のマックスビルまでが対象です。

 

 北側は、左から10F建ての白川第6ビル~「ぎんや」が入ってるビルまでが対象です。
 ……したがって、北西角の名鉄協商パーキング 錦通桑名町第2は対象外となります。

 

歴史ある銀行建築は低層棟に

 低層棟として再整備される予定の三井住友銀行 名古屋支店(設計:曽禰中條建築事務所、施工:竹中工務店)は、1935年に建てられた鉄骨鉄筋コンクリート造の2階建てで、名古屋市の都市景観重要建築物に指定されています。
 正面にイオニア式の柱を構え、花崗岩で外壁を仕上げた立派な銀行建築です。
 腰巻きビルのような感じは苦手なので、広小路クロスタワー(旧名古屋銀行本店ビル)のように低層棟として保存されるのは安心しました。

 

 東隣の三井住友銀行名古屋ビルには同行営業部のほかに、中日本高速道路本社やニチハ本社、スターバックス コーヒーなどが入居しています。

 

引用元